グループSNEのオリジナルTRPG「デモンパラサイト」、そして新作「パラサイトブラッド」についてのあれこれ。
CATEGORY:パラサイトブラッド
2010年06月24日 (Thu)
昨日の続き。
『パラサイトブラッド』で新しくなったのは、世界観だと昨日は書きました。
その話題の中でも、いろいろ気になる点はあるでしょう。
我々制作サイドも、どこを新しくして、どこを追加して、どこを変えずに新作とするのか――という点は非常にもめました。非常に難しいところですからね。
で、結局結論として導き出されたのが、世界観とプレイヤーキャラクター(PC)の立場の変更でした。
これならば、ゲームシステムは大きく変えなくても、ゲームの遊び方や雰囲気は大きく変わる。
しかも、その気になれば以前と同じ遊び方もできるし、ミックスしても遊ぶことができる。
ということで登場したのが、新組織〈DUST〉なのです。
『デモンパラサイト』では、PCが所属する組織はNGOセラフィムでした。
セラフィムはNGO、すなわち非営利非政府組織であり、ボランティア団体です。なので、常に金がなく、権力もないというナイナイづくしの貧乏組織でした。
もちろん、僕はそこが気に入っていたんですが(笑)。
もうここを一気に反転させることにしたのが、〈DUST〉です。
〈DUST〉は、日本が大量に出資して、国連が設立した“悪魔憑き”対策組織です。
そのため、資金力はセラフィムとは雲泥の差。
しかも国家権力+国際的な影響力を持つため、社会的にも非常に強力です。
なにせ、〈DUST〉の隊員は、ヒラでも警察の警部待遇。小隊長なら警視です。
警部って叩き上げの警察官が巡査から始めてかろうじて定年までにたどり着けるかもしれないギリギリの階級です。警視なんて警察署長レベルですからね。
警察官を顎で使える権力を持つ〈DUST〉。うーん、恐ろしい(笑)。
なので、『パラサイトブラッド』では、警察を使って一般人を避難隔離するなどして、町中で堂々と変身することができます。検問や非常線を張ってもらったり、情報収集を頼んだりと、わりとやりたい放題。
しかも予算が潤沢だから、電柱を折ったり車投げたりしても、〈DUST〉が補償してくれます。
なので、気がつけばどっちが悪者かわからない破壊が繰り広げられることもあるのが『パラサイトブラッド』のおもしろいところでしょうか(笑)。
もともと爽快感のあるシステムだった『デモンパラサイト』ですが、『パラサイトブラッド』になってますます豪快&爽快になりました。
遊べる日まで、あとわずか!
楽しみに待っていてくださいね!
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