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グループSNEのオリジナルTRPG「デモンパラサイト」、そして新作「パラサイトブラッド」についてのあれこれ。
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 気づけば半年以上更新していないけれど、もはや言い訳はしない!

 ごめんなさい。


 というわけで、昨年末の続きを、まとめて掲載!
 『クライシスクイーン』で追加された、残り3体について説明するよ!

「ファルシオン」
 名前の由来は、ヨーロッパで用いられていた代表的な曲刀で、ファルシオンはフランス語読み。
 英語だと「フォールション」とか「フォールチョン」になります。

 悪魔寄生体ファルシオンは、この切れ味鋭い曲刀のイメージ通り、軽快かつ鋭い攻撃を得意としています。

 特徴は、やはりなんと言っても「飛行し、移動しながら特殊攻撃をする」という戦闘スタイル。
 ターン開始タイミングを消費せずに飛行状態になれる「フライングフォーム」を代表に、飛行状態だとダメージや命中にボーナスがつく特殊能力が数多く存在し、戦場を縦横無尽に飛び回ることができます。

 また、成長経路によっては、肉弾戦闘へ特化していくことも。
 上ルートへ成長すれば、優れた射程を持つ特殊攻撃を軸に、下ルートへ成長すれば、肉弾攻撃の選択肢が豊富になっていきます。

 移動攻撃が多いということは、敵に妨害されず、自在に動き回れるということでもあります。
 有利な位置を求めて、自在に戦場を駆けめぐりましょう。

 それにもちろん、空を長時間飛べるということは、探索や事件の調査などにも大変便利。
 活躍の機会はたくさんあるでしょう。

 ただし防御系の特殊能力はそこそこ成長するまで習得できないので、うっかり突出して、集中攻撃を受けないように気をつけましょう!


「レピアー」
 今回唯一の動物枠。悪魔化すると、人間の姿になります。
 ショーテルの亜種であるレピアーの名前の由来は、もちろんヨーロッパで広く用いられた細身の刺突剣、レイピアです。

 レピアーは、動物系悪魔寄生体では珍しく、射撃攻撃を得意としています。
 しかしなんといっても、ショーテルの亜種らしく、調査、探索パートで活躍できそうな特殊能力が多いことこそ、最大の特徴ではないでしょうか。

 LV:1の段階で、すでにパワー未取得者に対して精神支配を与える特殊能力を持ち、しかも攻撃と回復の両方の能力を持ちます。
 この多様性は成長していくにつれて選択肢は広がり、LV:2には姿を自在に変化させられる「フォームチェンジ」や、GMからヒントを得られる「スメルエンハンス」が登場。調査や潜入などに威力を発揮するでしょう。

 攻撃系も、成長ルートしだいで射撃攻撃系(上ルート)、支援回復系(中央ルート)、特殊攻撃系(下ルート)へ変化(あるいは特化)。仲間の不足を補う形で成長することが可能だ。

 レピアーは、動物らしい活躍から人間として潜入する調査まで、いろんな特徴を活かすことができるのが魅力な、動物専用悪魔寄生体なのです。


「キンドジャール」
 本書に登場する悪魔寄生体の中でも、もっとも禍々しく、もっともパワフルなのが、このキンドジャールです。

 キンドジャールは、中央~南アジアを中心に用いられた、両刃の短剣です。その名前の響きからも、オリエンタルな感じがするのは北沢だけでしょうか。

 キンドジャールは、基礎コンセプトが「キモイ」という提案を受けて作られた悪魔寄生体であり、その姿は蛇やトカゲといった爬虫類と人間が混ざったような異形。
 その特殊能力も、骨格を変化させて狭いところを通ったり、毒のダメージを与えたり、肋骨などを露出させて敵を串刺しにするなど、実に悪魔的なものが豊富。
 成長すればさらに顕著となり、体内に取り込む攻撃や、牙を持つ触手を放ったり、腕を増やしたり、体をより軟体化させたりと、異形っぷりはエスカレート。
 そしてヴォージェの亜種と言われるだけのダメージが、この奇っ怪な体から放たれるのですから、一度プレイすればやみつきになることでしょう(笑)。

 ガタガタ言わずに、とにかく攻撃!
 悪魔らしい異形さを堪能したいプレイヤーには、垂涎の一体と言えるのではないでしょうか。



 ……さて、超駆け足での紹介になってしまいましたが、『クライシスクイーン』に登場する悪魔寄生体4種の紹介は、以上になります。

 特に今回紹介した3体は、しずまよしのりさん(ファルシオン)、洋武さん(レピアー)、新井テル子さん(キンドジャール)のお三方のイラストレーターさんに参加いただいたリプレイから誕生した悪魔寄生体だというのも面白いところですね。

 このあたりの詳しいエピソードは、新紀元社さんから刊行されている、『ドラゴン悪魔憑き忍法帖!』というリプレイに詳しく記述されていますので、ぜひこちらも読んでみてください。


 さあ、いよいよJGCも目前ですね!
 それでは、会場でお会いしましょう!
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