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グループSNEのオリジナルTRPG「デモンパラサイト」、そして新作「パラサイトブラッド」についてのあれこれ。
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 ファランクス、ショーテルときて、今回は追加されたデータ第3弾の、「ザグナル」について。

 ザグナルは、人間にも動物にも寄生する悪魔寄生体で、遠距離攻撃を得意とする後衛系だ。

 磁力を用いて外殻を形成するため、セルティスと同じく服を破損することがないのも特徴かな(笑)。
 その姿は甲殻類のような足や触手、サソリのような尻尾が生え、射撃や特殊攻撃が得意となる。

 セルティスの亜種とも言える存在で、属性を変更して攻撃するなど、敵の弱点を攻めるのも有効だ。遮蔽を透視する能力を持ち、射撃、特殊攻撃のどちらとしても使える「テンタクルバスター」や、瞬間タイミングでダメージを上乗せできる「テイザースマッシュ」など、優れた攻撃能力を持っているぞ。

 また、「タイミング:常時」や「タイミング:瞬間」の特殊能力が全体的に多く、マルチパラサイトでサブに選ぶのにも相性がよい。

 肉弾攻撃は苦手だが、防御力はそれなりにあるため、どんな局面でも安定して戦うことができるのも特徴だ。セルティスが汎用前衛型だとするならば、ザグナルは汎用後衛型。活躍の場は多いのではないだろうか。


 ちなみに「ザグナル」という名称は、ウォーピック、つまり登山なんかで持って行くピッケルに似た武器から命名。

 開発初期の段階では、そのまま「ウォーハンマー」という仮称で制作されていた。
 けど「ちょっとまんま過ぎるなぁ」という意見があり、変えることになったのだ。

 で、開発中期は僕(北沢)の鶴の一声で「ベクドコルバン」になっていたのだが、「長い」「ださい」という理由からこれまた却下(苦笑)。好きなんだけどな、「ベク・ド・コルバン」(ナカグロ入れるとちょっとカッコイイ)。

 いろいろ悩んだ結果、「あれ、そういやザグナルって武器あったな」と思い至り、「カッコイイ!」「痛そう!」ということですんなり決まったという顛末。


 ぜひみんなも、ザグナルでGMを痛そうな目にあわせてあげよう!(笑)
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 上級ルールブックで追加された……というか、帰ってきた“悪魔憑き”と言えば、ショーテルもそのひとつ。

 『パラサイトブラッド』発売当時から、「早くショーテルを!」と要望も多かったことから、人気がある悪魔寄生体なんだなぁと改めて実感したものだ。

 そのショーテルだが、おおむねデモンパラサイト時代の雰囲気や能力をそのまま残して、『パラサイトブラッド』に登場している。

 つまり、相変わらず凶悪な存在だということだ(笑)。


 ショーテルと言えば、なんと言っても動物専用で、変身すると人間になるという特徴。

 そして、敵を弱体化させることにかけては、まさに悪魔級の特殊能力を多数持っていることだろう。

 中でも敵のダメージを弱体化(-5)し、しかもその効果を重複させられる範囲攻撃「ミラージュアロー」と、どんな強敵も小学生レベルまで弱体化させる最終能力「ファンタズムナイトメア」の二つは超強力。

 実は『パラサイトブラッド』開発当初、ショーテルは大幅な弱体化も検討されていた。
 だって、「ファンタズムナイトメア」食らったら、達成値-10だぜ? ラスボスとか泣いちゃうよ!

 ……だけど、ここは断固として弱体化しない方針を我らは選んだ!

 だいたいにおいて、バージョンアップとかエディションチェンジとかすると、とがっていた強力な要素を削ったり丸くしたりする傾向がある。
 だがそれを繰り返していくと、まるで大河の川底に転がる丸石のように、なんだかみんな同じようなおもしろみのないものになってしまうのだ。

 なので。

 あえて。

 ショーテルの強力な2枚看板はそのまま『パラサイトブラッド』でも継承されたのだ。

 小さくまとまってどうする! ドハデに行こうぜ!

 というわけで、むしろ他の部分を強化したぐらいだ。

 「ミミック」は、悪魔化しなくても人間の姿に変身できるようになったので、リミッターを装備していてもちゃんと人間に化けられるぞ。「スメルエンハンス」も相変わらずの利便性の高さ。

 実にステキな悪魔寄生体に仕上がっている出はないか。はっはっは。



 ……まあ、GMしてると、「なんで-10とか凶悪な効果残したのかナー……なんでかナー」とよくつぶやいたりするんだけどな!

 だけど、それでいいのだ


 たぶん。
 上級ルールブックに掲載されているのは、新ルールや既存の“悪魔憑き”の7LV以降のデータだけじゃない。

 新悪魔寄生体として、3体の“悪魔憑き”が登場しているのだ。

 その中でも、旧デモンパラサイトの基本ルールブックには存在し、『パラサイトブラッド』では収録されていなかったファランクスが、本書では帰ってきたぞ!

 ファランクスと言えば、とにかく素早い動きと隠密行動、天井を走る身軽さや、1LVから2回攻撃できる手数の多さなどが特徴だった。

 もちろん、『パラサイトブラッド』版のファランクスも、その特徴は継承している。
 それどころか、より凶悪になったとも言えるだろう。

 基本となる1LVの特殊能力は、ターン開始時に移動できる「ロケットダッシュ」、壁や天井を移動し、不意打ちを仕掛ける「ウェイトレスムーブメント」、[操作][運転]技能を上級扱いにできる「アンロックローパー」といったおなじみの使い勝手のいいものが揃っている。

 しかしなにより大きく変化したのは、「ダブルスラッシュ」改め「セカンドストライク」だ。

 特殊能力を上乗せできなかった「ダブルスラッシュ」と異なり、この「セカンドストライク」は[瞬間]タイミングで使用する。

 なので、他の特殊能力との組み合わせも有効になり、相手が1撃目で倒れた場合は使わなくてもOK。
 なにより、「ウェイトレスムーブメント」とさえ組み合わせて使用できるのだから、効果は絶大だ!

 ただし、ファランクスの打たれ弱さは相変わらず(笑)。

 うまく立ち回って、圧倒的な連続攻撃で敵を瞬時に粉砕する。

 ぜひクールでカッコイイ、そんな新生ファランクスを楽しんでほしい。
 
 上級ルールブックに関しては、本当に語るべき要素が多い。
 もうたっぷりと内容が詰まっている証拠だね! と自画自賛(笑)。

 さて、そんな上級ルールブックだけれども。
 今回は完全なる新要素、「シードエフェクト」について書いてみよう。


 シードエフェクトとは、すべての“悪魔憑き”を生み出した存在と言われている、「生命の樹」が用いる特別な能力の総称だ。

 生命の樹もまた、悪魔寄生体を宿した“悪魔憑き”となった植物だが、そこには驚くほど凄まじい力が秘められている。

 伝説に残る扶桑やユグドラシルなどの神木、神樹が、まさに「生命の樹」ではないかとも言われているほどだ。

 そして生命の樹は、その力を秘めた種子を、産み落とすことがある。

 この種子は、やはり生命体の体内に宿り、「シードエフェクト」と呼ばれる“悪魔憑き”の常識さえ超えた力を発揮することができるのだ。


 例えば《錬成秘奥》「ヘパイトス」というシードエフェクトを使えば、なんと共生武装を生み出すことができる
 《狩猟領域》「ハンティングゾーン」というシードエフェクトならば、半径20km内の普通の人間を精神支配状態にして、異常な状況を気づかせない――など。

 まさにゲーム環境そのものに影響を及ぼす効果も多数存在しているのだ。

 このシードエフェクトが、どういう意図で上級ルールブックに掲載されているのか。
 それはずばり、GMがゲームを演出する際、より幅広くさまざまな状況を生み出せるようにしたい、というもの。

 とんでもなく強力なボスや、不可思議な現象を、シナリオレベルで補強するためのルール。
 それがシードエフェクトなのだ。

 上級ルールブック付属のシナリオも、シードエフェクトを演出に加えたものなので、参考になるんじゃないだろうか。

 GMに慣れてきた人は、ぜひシナリオにシードエフェクトを組み込んで、あっと驚く展開を演出してほしい。
 今回は、前回の続きで、「共生武装」関連の話題。


 “悪魔憑き”をグンと強化してくれる共生武装の能力の中でも、特徴的なのが「メルド」というもの。

 これは敵から奪った能力魔結晶を、共生武装に埋め込むことができることを表した能力なのだ。

 本来なら、能力魔結晶は使い捨てで、一度使うと消滅してしまうもの。
 だけど共生武装にメルドしておけば、普通に自分の特殊能力と同じように扱うことができるようになるというわけだ。

 旧デモンパラサイトでは、メルドした特殊能力は1戦闘中に1回しか使えなかったけれど、これも「【衝動】1点」払えば何度でも使えるようになった。便利だね。


 そしてメルドしている能力魔結晶を破壊して、特別な効果を発揮するのが「ブレイク」だ。

 ブレイクは3種類存在し、その効果はメルドしている特殊能力の使用タイミングによって変わっているぞ。

 簡単に説明すると、次の通りだ。

☆レッドブレイク(能力魔結晶のタイミング:攻撃)
 命中判定の出目の中の、「1」の目を「6」に変更する。
 振り直すほどクリティカルしやすくなっていく、恐ろしい能力だ。

☆イエローブレイク(能力魔結晶のタイミング:瞬間、常時、いつでも)
 受けるダメージを1回だけ無効化する。
 ピンチの時に、大きな力を発揮するぞ。

☆ブルーブレイク(能力魔結晶のタイミング:ターン開始、ターン終了)
 副作用の効果を、特定の効果に固定する。
 かっこよく決めたいターンでは、重宝すること間違いなし。


 ただしブレイクを使用すると、その共生武装も機能を停止してしまう。まさにとっておきの奥の手というわけだ(機能停止は一時的なもので、戦闘が終了すると回復する)。


 メルドとブレイクを使いこなし、カッコイイ活躍を演出したいね!
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