グループSNEのオリジナルTRPG「デモンパラサイト」、そして新作「パラサイトブラッド」についてのあれこれ。
CATEGORY:パラサイトブラッド
2011年07月02日 (Sat)
『スティールハート』発売! というわけで、ついに発売されました新サプリメント『スティールハート』。 「鋼の心」のタイトル通り、パワードスーツであるところの「AAS」、そして脳髄 と脊髄以外を機械に置き換えた「サイボーグ」がお目見えです! パラブラ班も、ギリギリのギリまで修正作業に関わったこともあり(編集さん、あり がとうございました!)、見本を手に入れてほっと一息です。 さっそく中身を…………ん? んん? ばっ、え……あれ……? おいおい、嘘だろ……? エラッタ発見!! うぎゃーーー!! というわけで、早速見つけてしまいましたエラッタ。 正確には、必要な記述が抜けている。 修正に次ぐ修正の中でいつの間にか消えてしまったのか、あるいは最初から無くて関 係者すべての目をすり抜けてしまったのか。今となっては分かりません。 分かりませんが…… マジ済みませんでした!(土下座) というのも、結構大きな抜け落ちでして、これは遊ぶのに支障を来してしまうレベル。 ですので、公式HPに先駆けて、ここでエラッタを公開しておくこととします。 公式でアナウンスしてエラッタを出すのは、また後日ということで。 修正箇所は、以下の通りです。 p19 電装化 誤 電装化と呼ばれる、戦闘用の仕様に切り替えることができます。 正 10分の間、電装化と呼ばれる、戦闘用の仕様に切り替えることができます。 文末に一文挿入 正 電装化すると、判定のダイスが1個追加され、3dになります。 p20 AASの《兵装》の回復 誤 支部に戻らず、[アイテム]を使用して現地で修理を行なう場合、《兵装》 1つを使用可能にするのに1時間必要です。 正 支部に戻らず、[アイテム]を使用せずに現地で修理を行なう場合、《兵 装》1つを使用可能にするのに1時間必要です。 ※サイボーグも同様ですが、使用不能になった《兵装》は、1時間で再度使用 できるようになります。「補修ディスク」を使用すれば、即座に《兵装》は再 使用できるようになります。 ※特殊パッチ、補修ディスクによる修理は、1日に何度行っても構いません。 また、回復する数値にも制限はありません。 ユーザーの皆さんには、混乱を招いて本当に申し訳ありません。 このほか、なにかお気づきの点がありましたら、グループSNEまでメールを お送りください。 急ぎエラッタやQ&Aで回答していきたいと思います。 よろしくお願いします。
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CATEGORY:パラサイトブラッド
2011年06月09日 (Thu)
すっかりご無沙汰しております。北沢慶です。
ぶっちゃけた話、実は二人目の子供ができまして。
その里帰り出産のため、嫁の実家に二ヶ月以上帰っておりました。
いやー、インターネットがない環境って新鮮ですね! わはは、わはは!
というわけで、ブログ関連の更新手段を自宅のパソコンに頼り切っている北沢としては、こちら方面まったくなにもできない状況だったというわけです。
しかしまあ、無事に子供も生まれ、一ヶ月検診でも問題なしという診断も下り、どうにかこうにか自宅へ帰ってきました。
もちろん、インターネットはなくとも、仕事する環境は持ち込んでいたので、もりもりとパラサイトブラッド関係の仕事もやってましたよー。
そう!
もう今月末には、次のサプリメントが登場します!
その名も『スティールハート』!
一部で非常に要望の多かった、強化装甲服「アーマードアサルトスーツ(通称AAS)」と、脳と脊椎以外を機械に置き換えた驚異の人間兵器「サイボーグ」という、まさに「ノーモア“悪魔憑き”」とでも言わんばかりのサプリメントです(笑)。
今回のサプリメントは、『デモンパラサイト』から数えても異色のサプリ。
なんたって、“悪魔憑き”のPC用キャラクターがまったく掲載されていません!
載っているのは、ひたすらにメカ! メカ! メカ!
人間の英知で暴虐の限りを尽くす“悪魔憑き”と戦うためのサプリメント、それが『スティールハート』なのです。
実は今日は、その最後の追い込みをしていました。
そしていま編集部へ原稿(正確にはゲラですが)を送り返すべく、赤ペンで真っ赤にしたゲラをスキャナーで取り込んでいるところです。
眠いぜ、早く取り込んでくれ(笑)。
そんなわけで、こちらの作業はもうほとんど完了状態。
無事に6月末にはみなさんへお届けできることでしょう。
ぜひ、楽しみにしていてくださいね!
ぶっちゃけた話、実は二人目の子供ができまして。
その里帰り出産のため、嫁の実家に二ヶ月以上帰っておりました。
いやー、インターネットがない環境って新鮮ですね! わはは、わはは!
というわけで、ブログ関連の更新手段を自宅のパソコンに頼り切っている北沢としては、こちら方面まったくなにもできない状況だったというわけです。
しかしまあ、無事に子供も生まれ、一ヶ月検診でも問題なしという診断も下り、どうにかこうにか自宅へ帰ってきました。
もちろん、インターネットはなくとも、仕事する環境は持ち込んでいたので、もりもりとパラサイトブラッド関係の仕事もやってましたよー。
そう!
もう今月末には、次のサプリメントが登場します!
その名も『スティールハート』!
一部で非常に要望の多かった、強化装甲服「アーマードアサルトスーツ(通称AAS)」と、脳と脊椎以外を機械に置き換えた驚異の人間兵器「サイボーグ」という、まさに「ノーモア“悪魔憑き”」とでも言わんばかりのサプリメントです(笑)。
今回のサプリメントは、『デモンパラサイト』から数えても異色のサプリ。
なんたって、“悪魔憑き”のPC用キャラクターがまったく掲載されていません!
載っているのは、ひたすらにメカ! メカ! メカ!
人間の英知で暴虐の限りを尽くす“悪魔憑き”と戦うためのサプリメント、それが『スティールハート』なのです。
実は今日は、その最後の追い込みをしていました。
そしていま編集部へ原稿(正確にはゲラですが)を送り返すべく、赤ペンで真っ赤にしたゲラをスキャナーで取り込んでいるところです。
眠いぜ、早く取り込んでくれ(笑)。
そんなわけで、こちらの作業はもうほとんど完了状態。
無事に6月末にはみなさんへお届けできることでしょう。
ぜひ、楽しみにしていてくださいね!
CATEGORY:パラサイトブラッド
2011年02月27日 (Sun)
うっかりしていたら日付が変わってしまいましたが!
無事に今日(すでに昨日か……)、新サプリメント『ダーククロニクル』が発売日を迎えました!
やったー! いえー!
……いやまあ、実はまだ北沢は現物を手にしていないんですが(苦笑)。
なんだかんだで苦労した力作です。
そもそも再録が7体とはいえ、全部で8体の悪魔寄生体を掲載するとか無茶すぎたかもしれない(笑)。
テストプレイとか大変でした(笑)。
でもその分、遊びがいのある、価値ある一冊になったと思います。
これもがんばってくれた力造、片山、龍口たちスタッフのおかげ。
そして応援してくださった、ユーザーやファンの皆さんのおかげですね!
発売されたあとは、もうみなさんの手にゆだねるしかできません。
幸い今日は週末。さっそく遊んでみてくださいね!
感想やご意見などありましたら、SNEのホームページまでお送りください。
さあ、次のサプリメントもがんばるぞ!
無事に今日(すでに昨日か……)、新サプリメント『ダーククロニクル』が発売日を迎えました!
やったー! いえー!
……いやまあ、実はまだ北沢は現物を手にしていないんですが(苦笑)。
なんだかんだで苦労した力作です。
そもそも再録が7体とはいえ、全部で8体の悪魔寄生体を掲載するとか無茶すぎたかもしれない(笑)。
テストプレイとか大変でした(笑)。
でもその分、遊びがいのある、価値ある一冊になったと思います。
これもがんばってくれた力造、片山、龍口たちスタッフのおかげ。
そして応援してくださった、ユーザーやファンの皆さんのおかげですね!
発売されたあとは、もうみなさんの手にゆだねるしかできません。
幸い今日は週末。さっそく遊んでみてくださいね!
感想やご意見などありましたら、SNEのホームページまでお送りください。
さあ、次のサプリメントもがんばるぞ!
CATEGORY:パラサイトブラッド
2011年02月23日 (Wed)
ひとまず、新悪魔寄生体の紹介は今回でラスト。
トリを務めるコンビは、「クレインクイン」と完全新データである「デスサイズ」です!
いろいろ組み合わせを考えながら更新してきたんですが……最後のこの2つは、まるで共通点がない組み合わせになってしまいました(笑)。
クレインクインは、「クレインクイン・クロスボウ」に由来する名称から想像できるとおり、射撃攻撃が得意な悪魔憑き。対して、デスサイズは「死神の鎌」に由来する肉弾戦闘&特殊攻撃な悪魔憑き。
ん? あれか。2つあわせれば死角なしということか(笑)。
ともかく、紹介していきましょう。
■クレインクイン(初出:ディアボロス・ユニオン)
前述の通り、射撃戦が得意な悪魔寄生体。
とにかく長い射程と高い火力がウリであり、あまつさえ射撃を命中させた相手を5m吹き飛ばす(ときには引き寄せる)こともできるという戦場のコントロールも得意な魔弾の射手です。
登場したのが後発のサプリメントだったこともあって、リプレイのキャラクターで活用した例はいまのところありません。ひょっとして、リプレイや小説に未登場なのって、ガントレットとクレインクインだけ……?
そんなわけであまり知られていないクレインクインですが、使ってみるとその火力には目を見張ること間違いなしです。しかも高機動射撃戦タイプのアルバレストと異なり、クレインクインは拠点防衛型とでも言うのか、極めて高い防御力を有しているのも特徴です。
成長経路によっては、クリエイトバヨネットやフォームチェンジで肉弾戦もOK。なかなかに隙のない作りです。
以前は全悪魔憑き中、最低の行動値修正のせいで一般人NPCにすら先に殴られることもあったクレインクインですが、その点も……少しだけ……改善されています(^^;)。
移動能力系も向上しているので、射撃攻撃を封じられることは基本的にないはず。うかつに近づいてきたヤカラを、蜂の巣にしてやりましょう!
■デスサイズ(初登場)
冷徹なる死神の鎌……そんなイメージで生み出されたのが、このデスサイズです。
外見は、まるで骸骨を連想させるようなまがまがしい姿となります。そしてクレイモアの亜種に当たり、熱を操作する力を持ちますが……デスサイズが司るのは冷気。つまり、熱を奪うことを得意としているのです。
その特殊能力も、過激なものがそろっています。
LV1からして、いきなりターン開始、準備、攻撃の3つのタイミングで使用できる特殊能力全部がダメージアップ効果を持っています。さらに相手にダメージを与えると、瞬間タイミングでエナジーを回復できるという邪悪っぷり(笑)。
そしてなんといっても、最終能力「タナトスインパクト」は、おそらく瞬間最大風速的ダメージで言えば、過去最高。蓄積衝動の2倍を追加ダメージにするというのだから恐ろしい!
いやまあ、外したら終わりなんですけどね(^^;)。
成長経路によっては、特殊攻撃も得意になっていきます。その際のコストもエナジーを消費するものが多いので、ダメージさえ与えればエナジーを回復できるデスサイズにとって負担は少なめと言えるでしょう。
クールで過激にキメたい、そんなエッジのきいたプレイヤーには最適の、前のめりな悪魔寄生体、デスサイズ。壮絶なダメージでGMの度肝を抜いてあげましょう!
……さて、連続4回で、やや急ぎ足ぎみではあるものの、「ダーククロニクル」に掲載される8種類の悪魔寄生体について紹介してきました。
そんなステキなサプリメント「ダーククロニクル」の発売は、2月26日予定!
これを機会に新しいキャンペーンを始めるなり、いままで使ってきたキャラクターにマルチパラサイトさせるなり、あるいは強力な敵NPCとして活用するなり、いろいろと楽しんでほしいと思います。
それでは、発売日をお楽しみに!
トリを務めるコンビは、「クレインクイン」と完全新データである「デスサイズ」です!
いろいろ組み合わせを考えながら更新してきたんですが……最後のこの2つは、まるで共通点がない組み合わせになってしまいました(笑)。
クレインクインは、「クレインクイン・クロスボウ」に由来する名称から想像できるとおり、射撃攻撃が得意な悪魔憑き。対して、デスサイズは「死神の鎌」に由来する肉弾戦闘&特殊攻撃な悪魔憑き。
ん? あれか。2つあわせれば死角なしということか(笑)。
ともかく、紹介していきましょう。
■クレインクイン(初出:ディアボロス・ユニオン)
前述の通り、射撃戦が得意な悪魔寄生体。
とにかく長い射程と高い火力がウリであり、あまつさえ射撃を命中させた相手を5m吹き飛ばす(ときには引き寄せる)こともできるという戦場のコントロールも得意な魔弾の射手です。
登場したのが後発のサプリメントだったこともあって、リプレイのキャラクターで活用した例はいまのところありません。ひょっとして、リプレイや小説に未登場なのって、ガントレットとクレインクインだけ……?
そんなわけであまり知られていないクレインクインですが、使ってみるとその火力には目を見張ること間違いなしです。しかも高機動射撃戦タイプのアルバレストと異なり、クレインクインは拠点防衛型とでも言うのか、極めて高い防御力を有しているのも特徴です。
成長経路によっては、クリエイトバヨネットやフォームチェンジで肉弾戦もOK。なかなかに隙のない作りです。
以前は全悪魔憑き中、最低の行動値修正のせいで一般人NPCにすら先に殴られることもあったクレインクインですが、その点も……少しだけ……改善されています(^^;)。
移動能力系も向上しているので、射撃攻撃を封じられることは基本的にないはず。うかつに近づいてきたヤカラを、蜂の巣にしてやりましょう!
■デスサイズ(初登場)
冷徹なる死神の鎌……そんなイメージで生み出されたのが、このデスサイズです。
外見は、まるで骸骨を連想させるようなまがまがしい姿となります。そしてクレイモアの亜種に当たり、熱を操作する力を持ちますが……デスサイズが司るのは冷気。つまり、熱を奪うことを得意としているのです。
その特殊能力も、過激なものがそろっています。
LV1からして、いきなりターン開始、準備、攻撃の3つのタイミングで使用できる特殊能力全部がダメージアップ効果を持っています。さらに相手にダメージを与えると、瞬間タイミングでエナジーを回復できるという邪悪っぷり(笑)。
そしてなんといっても、最終能力「タナトスインパクト」は、おそらく瞬間最大風速的ダメージで言えば、過去最高。蓄積衝動の2倍を追加ダメージにするというのだから恐ろしい!
いやまあ、外したら終わりなんですけどね(^^;)。
成長経路によっては、特殊攻撃も得意になっていきます。その際のコストもエナジーを消費するものが多いので、ダメージさえ与えればエナジーを回復できるデスサイズにとって負担は少なめと言えるでしょう。
クールで過激にキメたい、そんなエッジのきいたプレイヤーには最適の、前のめりな悪魔寄生体、デスサイズ。壮絶なダメージでGMの度肝を抜いてあげましょう!
……さて、連続4回で、やや急ぎ足ぎみではあるものの、「ダーククロニクル」に掲載される8種類の悪魔寄生体について紹介してきました。
そんなステキなサプリメント「ダーククロニクル」の発売は、2月26日予定!
これを機会に新しいキャンペーンを始めるなり、いままで使ってきたキャラクターにマルチパラサイトさせるなり、あるいは強力な敵NPCとして活用するなり、いろいろと楽しんでほしいと思います。
それでは、発売日をお楽しみに!
CATEGORY:パラサイトブラッド
2011年02月22日 (Tue)
ではでは、今日も昨日の続き。
今回は悪魔憑きの中でも、特殊攻撃が得意な2体を紹介します。
悪魔憑きといえば、どこかフィジカル(肉体的)なイメージが強いのではないでしょうか。
それって、北沢だけですかね?(^^;)
今回紹介する2体は、そうしたイメージとはいくらか離れた2体です。
まあ、アネラスなんかは、ちょっと色っぽい意味でフィジカルなイメージがあったりしますが(笑)。
どんな特徴があるのか、簡単に見てみましょう。
■フランベルジュ(初出:ディアボロス・ユニオン)
名前の通り、炎の特殊攻撃を得意とする悪魔憑き。
リプレイでは、片山泰宏の描く『異形たちの煉獄』で、天地まつりがサブの悪魔寄生体として活用してました。
とにかく使い勝手のよい特殊能力がそろっていて、攻撃するにも火力十分、防御するにも効果十分という、実に隙のないバランスの持ち主でした。それゆえ、メインでもサブでも優秀な悪魔寄生体だったと言えるでしょう。
そうした特徴は、今回もバッチリ継承。若干特殊能力が変更されたり、差し替えられたりはあるものの、ほとんど変化がないと言ってよい仕様です。地味に、サンダーシールドの効果が「1d+特殊ダメージ」点ダメージ減少だったのが、「1d+特殊防御」になっていたりと、少し使い勝手が変わっていたりはしますけれども(笑)。
使い慣れている人は違和感少なく、これまで扱ったことがない人にも使いやすい、非常に優秀な悪魔寄生体と言えるでしょう。
■アネラス(初出:キネティックノベル)
ある意味、『デモンパラサイト』時代、もっともマイナーな悪魔寄生体が、このアネラスではないでしょうか。
初出は、キネティックノベル版デモンパラサイト。ヒロインの悪魔寄生体がモリオンだったので、黒モリオンとして設定され、デザインされたのがこのアネラスでした。その能力もモリオンをモデルにしつつ、攻撃的なものや邪悪なイメージのものを中心にデザインされています。
ただ、このデータはキネティックノベルのパッケージに同梱されていたものなので、書籍でしか関連作品を手にしていない方には行き渡らず、存在すら知らないユーザーもいたのではないかと心配しております(^^;)。
しかも、そんなレアな存在であるにもかかわらず、「不器用貧乏」「かゆいところに手が届かない」などと、さんざんな評価をいただく微妙な特殊能力の数々(笑)。テストプレイのときにはなかなか優秀だったイメージなのですが、最初に敵役としてデザインし、強めに設定した反動で、テスト後の製品版では少し弱めになってしまったようです。
そんなアネラスも、大幅リニューアル! より邪悪に、より強く、より色っぽい小悪魔系(というか、悪女……?)悪魔憑きとして生まれ変わりました。
汎用性の高さ、というイメージはそのままに、「不器用」なイメージを払拭。防御力を下げたり、移動を阻害したり、一般人を精神支配したりと、悪用すれば悪者一直線な活躍が期待できます。
ぜひ小悪魔っぽくセクシーに活躍してほしいところです(笑)。GMにとっては、悪の女幹部NPCに最適の悪魔寄生体ですね!
というわけで、今回はここまで。
次回はいよいよ最後の2体、「クレインクイン」と新悪魔寄生体「デスサイズ」について語っていきましょう。
ではまた次回!
今回は悪魔憑きの中でも、特殊攻撃が得意な2体を紹介します。
悪魔憑きといえば、どこかフィジカル(肉体的)なイメージが強いのではないでしょうか。
それって、北沢だけですかね?(^^;)
今回紹介する2体は、そうしたイメージとはいくらか離れた2体です。
まあ、アネラスなんかは、ちょっと色っぽい意味でフィジカルなイメージがあったりしますが(笑)。
どんな特徴があるのか、簡単に見てみましょう。
■フランベルジュ(初出:ディアボロス・ユニオン)
名前の通り、炎の特殊攻撃を得意とする悪魔憑き。
リプレイでは、片山泰宏の描く『異形たちの煉獄』で、天地まつりがサブの悪魔寄生体として活用してました。
とにかく使い勝手のよい特殊能力がそろっていて、攻撃するにも火力十分、防御するにも効果十分という、実に隙のないバランスの持ち主でした。それゆえ、メインでもサブでも優秀な悪魔寄生体だったと言えるでしょう。
そうした特徴は、今回もバッチリ継承。若干特殊能力が変更されたり、差し替えられたりはあるものの、ほとんど変化がないと言ってよい仕様です。地味に、サンダーシールドの効果が「1d+特殊ダメージ」点ダメージ減少だったのが、「1d+特殊防御」になっていたりと、少し使い勝手が変わっていたりはしますけれども(笑)。
使い慣れている人は違和感少なく、これまで扱ったことがない人にも使いやすい、非常に優秀な悪魔寄生体と言えるでしょう。
■アネラス(初出:キネティックノベル)
ある意味、『デモンパラサイト』時代、もっともマイナーな悪魔寄生体が、このアネラスではないでしょうか。
初出は、キネティックノベル版デモンパラサイト。ヒロインの悪魔寄生体がモリオンだったので、黒モリオンとして設定され、デザインされたのがこのアネラスでした。その能力もモリオンをモデルにしつつ、攻撃的なものや邪悪なイメージのものを中心にデザインされています。
ただ、このデータはキネティックノベルのパッケージに同梱されていたものなので、書籍でしか関連作品を手にしていない方には行き渡らず、存在すら知らないユーザーもいたのではないかと心配しております(^^;)。
しかも、そんなレアな存在であるにもかかわらず、「不器用貧乏」「かゆいところに手が届かない」などと、さんざんな評価をいただく微妙な特殊能力の数々(笑)。テストプレイのときにはなかなか優秀だったイメージなのですが、最初に敵役としてデザインし、強めに設定した反動で、テスト後の製品版では少し弱めになってしまったようです。
そんなアネラスも、大幅リニューアル! より邪悪に、より強く、より色っぽい小悪魔系(というか、悪女……?)悪魔憑きとして生まれ変わりました。
汎用性の高さ、というイメージはそのままに、「不器用」なイメージを払拭。防御力を下げたり、移動を阻害したり、一般人を精神支配したりと、悪用すれば悪者一直線な活躍が期待できます。
ぜひ小悪魔っぽくセクシーに活躍してほしいところです(笑)。GMにとっては、悪の女幹部NPCに最適の悪魔寄生体ですね!
というわけで、今回はここまで。
次回はいよいよ最後の2体、「クレインクイン」と新悪魔寄生体「デスサイズ」について語っていきましょう。
ではまた次回!