デモンパラサイト・コンベンションでうっかりさん 書いた人:北沢慶
もうすっかり不定期更新と化しているでもんぱブログでこんにちは!
本当はもっとこまめに更新したいところですが、その分作品作りに時間をかけているということで、ここはひとつご勘弁を。
で、コンベンションを話題にするにしても1週間遅れなわけですが、せっかくなので簡単にレポートをお届けします。
7月21日と22日は、東京でデモンパラサイトのコンベンションがありました。
初日は秋葉原はロール&ロールステーションさんでソード・ワールドRPGと合同で。
二日目は、角川書店さんの本社ビルで、風の聖痕RPGと合同です。
今回はせっかく二日連続ということもあって、SNEのチームでもんぱは総動員。初日こそ力造、田中公侍、そしてわたし北沢慶という3人でしたが、2日目は新人の番棚葵&大井雄紀に加え、担当編集の刈谷さんまでGMに引っ張り込んでの6人体制。
まさに、全力出撃!
しかもゲストプレイヤーに藤澤さなえを迎え、どんなけ人材吐き出すねん、という力の入れようです。
ところがそこまで力んでいながら、どこかうっかりさんなチームでもんぱ。
2日連続で東京だというのに、シナリオを1本しか用意していなかったからさあ大変!
JGCなどで連日セッションを行う際でも、基本的にシナリオは1本しか用意せず、同じものを何度も回します。希望者多数で抽選になるから、普通、同じお客さんこないからね。
ところが今回は、主催が初日と二日目で違うので、お客さんも2回来る可能性があったわけなのです。そのことをうっかり失念していたオマヌケなオイラたち。
……そんなわけで、2日目は急遽シナリオの内容をいじって別のものに仕立て上げるという荒業を展開。
今回は力造作のサスペンス調シナリオ。複数のNPCが登場し、誰が犯人かわからないという作りです。
そこで初日と2日目で犯人を変更し、その事件の流れや動機をアレンジ。
すると両日参加していたプレイヤーの方は、犯人が違うと聞かされていても、初日の真犯人に聞き込みに行くときはビクビクしていたそうです(笑)。僕は気づかなかったのですが、そうと知っていればもっとビビらせる演出入れたのになぁ(苦笑)。
そんな波乱を含みつつも、2日とも無事全卓終了。GMとしても楽しい2日間でした。
そんな中、初めてデモンパラサイトを遊んでくださったお客さんや、それどころかTRPG自体初めて! という貴重なお客さんもいて、とてもうれしかったですね(^^)。
一方の風の聖痕RPG卓も大いに盛り上がり、そちらでも小説ファンだけどTRPGはやったことがない、というお客さんが多数いたそうで、小説とゲームのコラボとしては理想的なコンベンションでした。
こちらはゲストプレイヤーにデモンパラサイト・リプレイ「剣神」のプレイヤーでもある明坂聡美さんが参加。
実は僕は初めてお会いしたのですが、本当に楽しそうにゲームを遊ぶ方で感激しました。監修者特権でサインもらえばよかった(笑)。
もちろん初日のソード・ワールド卓もとても盛り上がっていて、セッション後のサイン会では藤澤GMと篠谷GMのところばかり行列ができていました。
うらやましいなあ。僕も並べばよかったかな(笑)。
そんなこんなで、2日とも大変楽しく過ごさせていただきました。
小説も順調に発売に向けて準備が進んでいますし、JGCも近いですし、またいろんな形でユーザーや読者の方と触れ合っていきたいと思います。
どこかのイベントでお会いしましたら、楽しく遊んでくださいね!
さあって、がんばって3巻も書くぞー。
ごあいさつ 書いた人:大井雄紀
皆様、はじめまして。SNEの新人、大井雄紀です。
今は『デモンパラサイト』のルールブックや、新紀元社様から発行されている『Role&Roll』などで地道に執筆活動をやらせていただいております。
どこかで僕の名前を見かけましたら、生暖かい目で見守ってくだされば幸いです。
さて、皆様もご承知の通り、『デモンパラサイト』は初心者にも優しいTRPGです。
小説家志望としてSNEに入社した僕は、不肖ながらTRPGというゲームを遊んだことがありませんでした。
むしろ、存在すら知らなかったほどです。
そんな僕が最初に遊んだゲームが『デモンパラサイト』。
「えっ? 戦闘でサイコロ振るの? たたかうコマンド押せばいいじゃん」
と最初は根っからのTVゲーマーっぷりを発揮しておりました。
ところがどっこい。TRPGはサイコロを振るのがとても楽しい!
「なにこれ! ありえねぇ!」
と絶叫したことが昨日の事のようです。
気がつけば、鞄の中にmyサイコロを常に持ち歩く始末。
財布を家に忘れても、サイコロだけは常備装備。
完全初心者だった僕を、こんな状況に仕立て上げてくれた『デモンパラサイト』という作品には、並々ならぬ愛着をもっております。
そんな僕が『デモンパラサイト』のお手伝いをさせていただいている現状。
「やっべ! 興奮して鼻血が!!」
と乱心することもしばしば。
「デモパラタン、はぁはぁ……」(デモンパラサイトを脳内で何かに変換している)
と暴走すること幾千。
毎日が『デモンパラサイト』な日々を謳歌しております。
初心者をここまで狂わせるなんて……『デモンパラサイト』なんて恐ろしい子!
さて、毎日が『デモンパラサイト』。
これは何も僕に限ったことではありません。
6月20日に発売された、力造さんの新リプレイ『剣神――ブレードデーモンズ』をはじめ、これから発売されていく北沢さんの長編小説の2巻3巻……さらにキネティックノベルなど。
世間は『デモンパラサイト』一色でございます!
そりゃもう、振り込んだら親倍確定の1色手なみに! (麻雀はよいゲームです)
もちろん、デモンパラサイト班は新しいサプリメントの製作にも力を注いでおります。
ですので、皆様も「毎日がデモンパラサイト!」を合言葉に、『デモンパラサイト』を楽しんで遊んでいただければ幸いです。
不肖ながら、僕も名だたる先輩に負けないよう、精一杯面白い作品を作るよう努力いたします。
というわけで『デモンパラサイト』ともども、大井雄紀をよろしくお願いいたします。
重版と書店回り 書いた人:北沢慶
みなさんの応援のおかげで、長編小説版『デモンパラサイト・魔獣の姫は、血を望む。』が、発売1週間を待たずに重版が決定しました!
売れてくれるものと(なかばすがるように)信じていましたが、本当に早々に初版が売り切れたっぽくて書き手もビックリ。
本当に、みなさんありがとうございます!
そして6月も下旬に入り、新サプリメント『ディアボロス・プリズン』に続き、ついに力造渾身の新リプレイ『剣神――ブレードデーモンズ』も発売になりました!
どんどぱふぱふー。やー、めでたいめでたい。
そしてこの新リプレイの発売に合わせて、書店回りなるものをしてまいりました。
書店回りというのは、担当編集さんや営業の人と一緒に文字通り書店を回り、各お店の売り場担当さんや店長さんなどにご挨拶させていただくという、ぶっちゃけた言い方をすると「営業」です(笑)。
そしてその「営業」の一環として、各書店さんの自著にサインを入れさせていただくわけですね。
特に今回は、力造がメインでがんばった新リプレイ『剣神』の発売日。本来ならば力造が行く予定でした。
ところが今回の書店回りは、東京は秋葉原。そのため、力造は諸般の事情で行くことができません。
その結果、わたくし北沢が出向くことになったわけです。
そして今回の書店回りには、力強い仲間が二人。
同じ富士見ドラゴンブックで大活躍中の矢野俊策さんと田中天さんという、『ダブルクロス』最強コンビです。
矢野さんも『ダブルクロス・リプレイ・アライブ』の最新刊が発売になり、田中天さんに至っては『第1回田中天”俺”祭り』なるあやし……もといスゲェ企画のスタートもあっての書店回りです。
ここに担当編集さんと営業さんを含む富士見のスタッフの方が加わって、総勢7人という大所帯での書店回り。
……営業というより、営業妨害に行ってるような気分になったのはヒミツです。
ともあれ、この面々で各書店さんの売り場担当さんや店長さんなどに名刺交換&ご挨拶をさせていただいて、おもむろに自著にサインをさせていただきます。
特に今回は、『剣神』のプレイヤーに田中天さんが入っていらっしゃるので、天さんのサインも入れてもらいます。
するとどうなるか。
力造の本なのに、「北沢慶・田中天」というサインが入った不思議なサイン本の出来上がりです(笑)。
監修者とプレイヤーのサインのみが入ったサイン本というのも、なかなかレアなんじゃないでしょうか(笑)。
東京以外の地域の人には申し訳ありませんが、矢野俊策さん、田中天さん、そしてわたくし北沢慶のサイン本が、きっといまごろ秋葉原の各書店さんの店頭に並んでいるはずでございます。それぞれ10~20冊ほど書かせていただきましたので、見かけた際にはすばやくゲットしてくださいね!
そして今月発売になる『デモンパラサイト・リプレイ・剣神』と『ダブルクロス・リプレイ・アライブ2・追憶の宴』以外にも、田中天さんは自著『ダブルクロス・リプレイ・トワイライト1~2』へ、わたくしは長編小説『デモンパラサイト・魔獣の姫は、血を望む。』と『召喚士マリアな日々・子守編』へサインさせていただきました。
ところが『トワイライト』と長編『デモンパラサイト』はほとんど在庫がなくて、ちょっぴりだけしかサインできませんでした。デモパラ長編は全店舗あわせても合計たったの12冊(笑)。
見かけたら、2冊目だろうと即ゲットですよ!(笑)
重版分はこの週末ぐらいには書店さんに回るそうなので、買い逃した方は改めて探してみてください。在庫切らせてしまって、本当に申し訳ありません。
……しかし書店回りで自分の本が売り切れていると、うれしい反面なんだか悲しい気分にもなるという不思議体験でした。うーん(苦笑)。
なお、今回回らせていただいた書店様は、次の6店舗になります。
「アニメイト秋葉原店」さま
「ケイ・ブックス秋葉原新館」さま
「コミックとらのあな秋葉原1号店」さま
「書泉ブックタワー」さま
「メロンブックス秋葉原店」さま
「ロール&ロールステーション」さま
(五十音順)
各書店のスタッフのみなさんには、本当にお世話になりました。あんなに暖かく出迎えてくださるとは想像していなかったので、すごい感動でした。
重ね重ね、ありがとうございます!
そんなわけで、秋葉原にお寄りの際は、ぜひぜひ上記の書店を探訪してみてください。
よろしくお願いします。
サプリメント第2弾! 書いた人:番棚葵
皆様、こんにちは! デモンパラサイト班でお手伝いしているSNE新人、番棚葵です。
お仕事としてはデータの作成や、短編リプレイの執筆など、細かな作業をしています。
今回は自分と、もう一人新人の大井君とで執筆の大半に携わった、6月下旬発売予定の『ディアボロス・プリズン』の宣伝をしたいと思います。
これは『ディアボロス・スクールガイド』に続くサプリメント第2弾で、前回とは方向性ががらりと変わり、"悪魔憑き"がわんさか住み込む不法島『ヘルオンアース』を舞台に、"悪魔憑き"達が企業の依頼を受けて仕事をこなしてゆくハードボイルドな内容となっています。
基本的に勧善懲悪が主流のデモンパラサイトとしては、要人の護衛や、奪われた商品の奪回など、カオティックながら正義感あふれるシナリオで、この弱肉強食な閉鎖世界をたっぷりと楽しむことが可能です。
(もちろん、勧善懲悪の四文字を外してしまえば、弱肉強食をダイレクトに味わうこともできます)
この辺のプレイ感は、実際にご購入いただいてからお試しいただくとして、ここで『ディアボロス・プリズン』で新しく追加された要素をいくつか軽く紹介してみましょう。
・所持金
基本ルールからある項目ですが、『ディアボロス・プリズン』における所持金のウェイトは半端ないので、特記しました。
地獄の沙汰も金次第。『ヘルオンアース』で日々を生き延びられるかどうかは、この所持金にかかってきます。実力を現す一種のバロメータでもあり、装備を購入する手段でもあるので、今まで以上にお金に愛着を持つことが可能となっています。
強さのためにもっと金を! 金のためにもっと仕事を! 仕事のためにもっと強さを!
この究極的にポジティブとも言えるトライアングルサイクルで、"悪魔憑き"達は今日も『ヘルオンアース』を生き抜いてゆくことが可能なのです。
・対"悪魔憑き"武装
人間の力では勝てない"悪魔憑き"相手でも、現代科学の粋を集めればへっちゃらさ!
……と、科学者の面々が言ったかどうかは知りませんが、ともあれ人間でも"悪魔憑き"に勝てるようにと作り出されたのが『対"悪魔憑き"武装』です。これは「普通の武器より強い武器」扱いで、共生武装のように主武器として使うよりは、特殊能力のコスト消費を抑えるために使われることの多い「つなぎ役」です。
それなりに使い勝手はいいので、ここぞと言うときに使ってみてください。シナリオが大変楽になります。
また、人間が"悪魔憑き"に対抗しつつあるという、フレーバー的な意味合いもかねていまして。施設や建物の中には"悪魔憑き"能力に対抗可能な素材で作られたものもありますが、これらはある意味『対"悪魔憑き"武装』の延長とも言えます。人間も頑張っているんですね。
・新共生生物
今回のサプリメントで、新たな共生生物『ヴァンブレイス』が追加されました。
こいつは肩にある盾状の甲殻を飛ばし、敵を攻撃したり、味方の攻撃補助を行ったりする共生生物です。
ウォーコイトの亜種で、向こうが昆虫なら、こっちは甲虫の外見を持っています。部分鎧を着込んだような肉厚的なシルエットは力強く、これさえあれば我が軍は後10年は戦えるといった風情です。肩の装甲が極端に巨大化するので袖が破けてしまうためノースリーブのシャツ推奨だったりしますが、そこはご愛敬。
最終能力は攻撃を相手に跳ね返してしまう《復讐の剣》(ソードオブネメシス)。攻防共に優れた、万能な共生生物です。
他にもコネクションルールの追加や、6本ものシナリオ、新しいパーソナルデータなど、盛りだくさんな内容でお届けします。
発売日当日を楽しみにしてください。決して期待は裏切りませんので。
あなたも無法島『ヘルオンアース』で、最強の"悪魔憑き"を目指してみましょう。
もっと強さを! もっと金を!
祝! 長編発売! 書いた人:北沢慶
大変長らくお待たせしました! ついに、ようやく、デモンパラサイト長編、『魔獣の姫は、血を望む。』が富士見ファンタジア文庫さんから発売になりました! わー、パチパチパチパチパチ!
な、長かった……なぜこんなにかかったんだろう(汗)。
でも時間がかかった分、かなりの自信作に仕上がりました! でもんぱ小説ですから、よく食べよく脱ぎます。
……主に男が(・ω・)/
まあ冗談はさておき。でもんぱらしい派手でかっちょいい話に仕上がってますので、ぜひご期待ください!
あ、つっこまれる前に白状しておくと、一カ所ルール間違ってるところがあります。ゴメンナサイ……。気づいても、華麗にスルーしてくださいね(苦笑)。
そして今日は、デモンパラサイト長編第2巻の原稿をあげ、直後にイタリアへ旅立ってきます。ぶっちゃけ、いま空港バスの中です(笑)。
原稿終わってから旅立つって、気持ちいいですね(笑)。
さて、イタリアではどんな悪魔憑きが待ち構えているのか、楽しみです(^-^)。
とりあえず、シャボン使いと柱の男には注意しないとね(謎)。
では、行ってきます!